BOMB



ニャーニャーと猫は鳴く。

彼女たちは気まぐれ。

その行為に意味はないときもあれば、あるときもある。

ただし、ある時はしつこい。

彼女たちは粘り強い。

我が家で言えば夜の9時~10時にかけての合唱がそれにあたる。

この時間は夜食タイム。

夕方、食べたご飯がカラになってるのでその催促。

この流れ、かれこれもう何年になるのかな

今では時報に近い存在。

我が家では一階にあばれ牛がいるので、彼女たちの食事処は二階の寝室である。

今日もその時を迎え、御呼ばれしたので執事は向かう。





寝室入り口で出迎えてくれたのは大量のゲロ。

まぁまぁまぁまぁ。

慌てることではない。

よくあることだ。

彼女たちは一気に食べることが多く、戻すことはよくあること。

それを飛び越え、寝室にあるナイロン袋とアルコールテッシュを探す。


部屋を見渡す。


彼女たちのトイレがある。


妻のベッドがある。


私のベッドがある。



そして





私のベッド中央にドでかい💩がある。





ただ沈黙。



ただただ熟考。



そのまま探索を止め、一階に降り、妻に問う。





二階に野良犬でも入った?



と。

それくらいドでかい汚物だった。


当然、妻はこう言う。




は?



状況を説明し、取り敢えず二階に上がってみてと伝える。

階段をあがっていく妻。

足音は鮮明に聞こえる。

やがてその音が鳴り止む。

代わりに響く音。



アッハッハッハッハ~!!



そら、笑うわw

だって自分のベッドのセンターに💩でっせ?

しかも何度も言うけどめっちゃ立派な💩でせ?


一頻り笑った後、妻が下りてきて一言。



姫やね。


な。。。。


姫ちゃん・・・・




こんな顔してあんな立派なのするのね。

トイレが汚れてて嫌だったのかな。

でも何で私のベッドでするのかな。

気付かず寝る前にダイブして潰してたら、どうするつもりだったのかな。

彼女たちは気まぐれ。

そんなことは気にせず、入れたケースのご飯を食べてる。


今日も平和でした。

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