猫の性格は様々。
皆さんの家ではどうでしょうか。
マイペースさん?
それとも甘えん坊さん?
はたまたやんちゃさん?
我が家ではパンがマイペースさんならば、姫は確実に甘えん坊さんかな(;^_^A
ー ー ー
姫はMIX猫。
父親は野良ネコなので誰か分かりませんが、母親は妻の飼い猫でしたし、
姫の姉妹や叔母も以前は我が家で飼っていました。
つまりこの子の血縁は我が家にとってそれなりの歴史がある、ということ。
となれば当然、生まれる瞬間も家だったということです。
私は目撃出来なかったんですが、妻曰く生まれた瞬間、
「三毛だ!この子は姫だな」
と思ったそうな。
ー ー ー
そういえばよく聞く話ですが、三毛猫のオスって何か高額だとかなんとか。
(姫はメス)
私は知らなかったけど、なにやら数百万とかするとかしないとか、、、
それを初めて聞いたときちょっとびっくり!!そして思わず、
本当にメスなのかな、、
と体を確認した時の妻の恐ろしい目線が忘れられない・・・ww
冗談のつもりだったんですがね・・・(-_-;)
ー ー ー
姫のことを語る上で、やはりその姉妹や叔母のことを語らねばなりません。
どうやら血筋的に腎臓周りが弱いみたいでして。。。
姉妹である「ミィ」は腎不全で5歳の若さで亡くなりました。
叔母の「はな」は生まれつき未熟状態でそんなに体も大きくならず、同じように5歳くらいで亡くなりました。
この二つの命は今の私たちがペットと暮らす意識の礎になってくれてます。
とっても大事なことを教えてもらったし、刻んでくれました。
ー ー ー
左がミィ、右が姫です。
ミィの場合は実際に亡くなってしまう一週間ほど前からちょっと調子が悪かったんですが、
最近元気がないなぁ、、、
程度にしか考えておらず、いよいよ変だな・・?と病院に連れていったときは時既に遅し。
腎臓が機能しておらず、緊急入院。
そして身体に回った毒素の影響で数日後、亡くなってしまった。
いや、、、違うな。
私たちが殺してしまった。
ー ー ー
もっと早く病院に連れていくべきだった。
そうしたら違った結果だったかもしれない。
私たちの意識が低すぎた故に、ミィのサインに気付いてやれなかった。
最後は病院の先生も持って数日だろう、、と言われ、せめて家で最後を、、と連れて帰ろうとしたとき、車の中で急変。
息も絶え絶え、何とか家にたどり着くも、小さく一息吸った後で息絶えた姿が忘れられない。
めちゃくちゃ泣きました。
己の未熟さと情けなさに。
ー ー ー
何にもしれやれなかったのと同じ。
小さく、そして大きくて愛おしい命を私たちが奪ってしまった。
それから同じ過ちを繰り替えないように、と動物たちの小さな異変にも敏感になるようになりました。
そうです、、、当たり前だけど分かってなかったこと。
これですよね。
動物たちは喋れないけど、実は色んな言葉を発している。
動物たちは喋れないけど、
実は色んな言葉を発している。
これがミィが私たちに教えてくれた最後のメッセージだと思って。。
2017年、12月30日。
冷たい師走の風がより一層、身に染みた日でした。
ー ー ー
左が姫、右がはなです。
そしてもう一匹の「はな」について。
はなは生まれたときは仮死状態でした。
生まれたときは呼吸をしておらず、ダメだったか、、、と思いきや、しばらくした後に息を吹き返しました。
この期間がちょっと長かったことが未熟状態になってしまった原因かもしれません。
ですがこの時は私もそばで見ていたので、驚きと感動をしたのを覚えてる。
命の凄みというか、、エネルギーというか、、すごいなぁ、、と。
この母親がミィで、はなは白い子ですね。
しかしやはり未熟状態故に体つきも小さく、病院の先生からも
「この子は数年しか生きられないかも、、」
と言われてました。
とはいっても確かに体は小さかったけど、元気に育ってました。
しかしミィが亡くなって半年くらいした頃、異変が起きます。
きっかけは家で何気なく触診してたら、しこりが見つかったことが始まりでした。
乳腺の上にあるから、、、もしかして、、?
ミィの教訓から、ためらわず病院へ。
すると大きな病院で専門的に見てみないと分からないとのこと。
もちろん、連れていきました。
・・・・が、、「たられば」になりますが、今思えば、これも間違えた選択だったのかも。。
ちょっとだけ遠方の病院に連れていき、専門的に見てもらい、その腫瘍を取る手術をすることに。
そして手術も無事に成功。
ちょっとの入院後、やっと家に帰れました。
ー ー ー
その後、一時は元気になったのち、病院で療養食を勧められ、それを与えてました。
が、、、
人間のことわざにもありますよね。「良薬は口に苦し」と。。。
そう、
とっても美味しくなかったようで、あんまり食べようとしませんでした。
しかし私たちは、はなの身体のためだとその餌を与え続けました。
これが完全にダメな行動だと今は分かります。
当時は先生の言葉を鵜呑みにし過ぎてた私たちには分かってやれませんでした。
あんまり食べない餌。。。
食べないから、、、、弱っていく。。。
(だめだ、、、書いてたら思い出してきて泣けてくる。後悔が強いので)
そしてそのまま、衰弱していき、2018年8月19日に亡くなりました。
まだ残暑厳しい夏の明け方でした。
ー ー ー
死因は分かりません。手術の影響か、、はたまた餌による衰弱か、、、
でもはっきり言えるのは
「ストレスを与え過ぎた」
ということ。
元々、丈夫ではないのに病院をたらいまわしにして、手術をして、餌も美味しくないものを食べさせて。。。
ミィの教訓で過敏になってた私たちがまた小さな命を奪ってしまったんです。
何やってんだ、、、、自己嫌悪の極致。。。
はなが教えてくれたこと。それは
命とは長らえるのが
必ずしも幸せではない。
ということだと思ってます。
元々、長く生きられないということは分かっていた。そしてストレスに弱いことも。
ならば手術をしてストレスを与えずとも、最後を他の猫たちと家で元気に過ごさせてやる、、という選択もあった。
ー ー ー
そして餌も同じ。
身体に良いからって美味しくないものを食べるのが本当に幸せなのか・・?と。
それが疑惑から確信に変わった瞬間があります。
いよいよ衰弱していった頃、せめても、、と今まで食べてた餌を与えたんです。
すると
とても美味しそうに食べてたんです。
その一瞬の幸せそうな姿が忘れられない。
犬でも猫でも餌を食べるときって本当に嬉しそうな姿に見えますよね。
見える、、、というか本人たちも幸せなんだと思う。
私たちは忘れていたんです。その幸せのカタチを。
命の長さ=幸せの量ではないということ。
これがはなが教えてくれた最後のメッセージでした。
ー ー ー
そこから我が家では自然とこういう決まりが生まれました。
どんなに身体が弱っても本人が
美味しいと思うものを与えよう
と。
ー ー ー
もう一度言わせてもらいます。
ペットは喋れません。
故に何が幸せで何が嬉しいのか、本当の気持ちは私たちにはわからないのかもしれません。
ですので、この決め事は飼い主である私たちのエゴなのかもしれません。
でもそう決めたんです。
この家系の最後に残された姫の幸せを願って。。。
ー ー ー
姫は家系の鬼門であった5歳を超えて、現在9歳となりました。(2022年現在)
「とにかく何処かに入りたがる姫」
今年の初夏頃にちょっと肛門腺の異常がありましたが、比較的に元気♪
因みにこの時に買ったソフトタイプのエリザベスカラーが個人的にはお気に入り。
何故かって?
スイカ柄が可愛いから♪
元気なんだけど、、、ただ一つ難点がありまして、、、
ちょっと肥満気味なのが心配なんです。。。
パンとはあまり仲良しではないですが、たま~に寄り添って寝てる時がイイ!
冒頭にも言いましたが、姫はとにかく甘えん坊。
妻にべったりです♪
だから、、ですかね。。。
新入りの玲をしょっちゅう、挑発してますw
コラコラ、、
ストリートファイトするんじゃないww
うるさいけど賑やかだから良いよ。。。
これからもまだまだ元気で過ごしてな。
「ミィ」と「はな」、二人の分まで。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました~
ではでは~
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