恩師からの手紙



先日、家のポストに手書きのハガキが入ってました。
宛先は私。

手書きのハガキなんて久方ぶりに届いた気がします。

最近、家のポストに届くものといえば、専ら電気代などの伝票系や、企業のDMなどがメイン。

そんな中、いち個人からの、しかも手書きのハガキともなれば稀なんですよ。

ー ー ー ー ー

誰だろう、、
と思えば、何と小学校の時の恩師





ええっ!!?と思い、慌てて読んでみました。

どうやら先日の新聞投稿コーナーで私を発見し、ビックリしたので思わずハガキを書いてみたとのこと。

私もびっくりしましたよw

ー ー ー ー ー

この先生は小学生の時に一年間だけ、担任になってもらった人。
たった一年だけでしたが、私にとっては思い出深き出来事がありました。

当時、授業で書いた読書感想文が表彰されたんです。確か、、盾みたいなのも貰ったような。。

そう、今思えば私の文章好きはこの経験がルーツだったのでは?とも思えます。

とまぁ、、カッコよく書きましたけど、正直言って先生の手紙が来るまで忘れてましたけどねw

しかし今、道に迷える私に届いた文は本当に偶然なのかな、、とも思えてきます。

ー ー ー ー ー

この先生のエピソードはもう一つありまして。

もう十数年前かな。

父がちょっと大変なトラブルにあった時期があったんです。まぁ隠すわけでもないですが、警察沙汰にもなりました。

人って不思議なものでそういう時、離れる人ってスッと離れていくんですよね~
しかも連鎖するもの。
理由などない。ただ皆、そうしてるからってだけで。

ロクに知ろうともせず、ただただ見える情報だけを鵜呑みにして。
そしてそれに同調しないといけないから、、みたいに膨れ上がるスケープゴート化。

あぁ。。その程度の理由で人って離れるんだな、って当時分かりました。


けれども離れない人もいるもの。

周りに同調せずに信じてくれる人もいるもの。


それによって自分の立場がぐらついても。



この先生もその一人でした。
簡単じゃないんですよね。これって。

理屈でも想いでも同情でもない。

ただ自分の信じた道を歩いている人が出来ること。

ー ー ー ー ー

父のトラブルが終わった時も即座に我が家を訪ねてきてくれて、一本のお酒を渡したそうです。
そしてこう一言。

「絶対大丈夫だと思ってたから、祝杯用にずっと買っといたのよ。乾杯しましょう」


と。

気持ち良すぎますよね。

ー ー ー ー ー

当時、私は両親の元を離れていたので、何も出来ず、先生にお礼が言えたのは全てが解決してしばらく経ってからの事でした。

その時はお礼の言葉、懐かしい話などしたんですが、中でも別れ際の会話が忘れられない。

私が「これから父には良いことが沢山あってほしいです」、と今考えれば幼稚なこと言った後でこう言われました。

「ダメよ、良い事だけじゃ。嫌なこと、悪い事が身に降りかかるから、大切なことが分かるのよ」



と。



もう言葉が出ませんでした。

あぁ、恩師というのはこういう人のことを言うのだな、と体感出来ました。

ー ー ー ー ー

たった一年の担任でしたが、折に触れて先生は私をいつも照らしてくれるように感じます。

陽の力。 
ただ明るいわけではなく、陰を知っている陽の存在。

憧れですね。
決して先生のようにはなれないけど、私なりにいつか誰かにとって陽の存在となれればいいな。

皆さんにもこういった人はいませんか?

いや、きっといるはずです。忘れているだけで。


大切にしたいですね。



さて、と。。。

汚い字になるけど、
返事を書きますかね(-_-;)



ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
ではでは~

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