徒然なる週末日記その71



週末の夕方はトイレ掃除をします。

いつからするようになったのか忘れましたが、これが毎週日曜日の日課?です。
大体散歩前に行い、お掃除シートの匂いが残った手で散歩に行く。そして彼らの💩を取る時、手から香るローズの匂いで「ああ、日曜が終わるなぁ~」と思うのが鉄板の流れ。

こういうルーティンって結構、大事にしてます。
たまに日曜夕方がバタついて掃除を忘れてる時でも、夜にちゃちゃっとしたくなるくらい。

多分、それくらい日曜の終わりってのを一週間のリセット日として意識してるんだと思います。
そういう意味ではこの日記もダラダラだとしても続けていきたいな、と思います。
需要は別としてねw

では週末のことをサラっと書いていきます。





1:PS3を発掘



土曜の夕方、何となく思ったんですよ。
「torneが見てぇ」と。

torneはPS3の時、大変お世話になったソフト?アプリ?です。
今ではTVに直接、HDを接続してそのまま録画出来る時代だけど、当時はそんなのなかった。(あったのかもしれませんがw)

ですので個人的にはかなり重宝したんですよ。
たださっきも書いた通り、、HD接続が我が家にも導入されたり、何よりPS3をする機会が減りましたからね。。。

しばらく眠ってもらってました。

それを土曜の夕方に思い立って、発掘。
さっそく接続してみると問題なく起動。
しかしコントローラー接続ケーブルが死んでおり、コントローラーが充電できないから操作も出来ない。。。

ん~、せっかく出して本体は元気なのに、、、
これはモヤる・・・

ん~立ち上がれ!!!

ということで近くのハードオフへ。
そこでケーブルを発掘し(330円)、ようやくtorneを起動出来ました。





ん~、この画面。懐かしい。
まぁそう簡単には壊れないだろうな、とは思ってましたが、録画してる中身が残ってるか不安がなかったわけではありません。
でもしっかり存在も確認出来たので一安心。
さすがソニーだぜ!

あんまり本数はなかったんですが、色々ありました。すんごい懐かしいドラマ「プライド」があったので土曜の夜はそれを見たりね。

そして一番見たかったのがコレ。




NHKドラマ「坂の上の雲」
懐かしいなぁ。

毎年、大河ドラマが終わった後の12月だけ放送というドラマですが、2009年から2011年という期間を足かけ3年にも及んだ壮大な作品。
リアルタイムで毎年見てたものです。

正直、司馬遼太郎先生の原作は見ていません。
ですがこの作品はとっても好きです。

俳優陣もめちゃくちゃ豪華。
ストーリーも時に明るく、時に重く、時に明快な作品。
でも個人的に一番好きなのは渡辺謙さんの語りです。

「まことに小さな国が、開花期を迎えようとしている」


ほとんどの回がこのナレーションで始まる。
表面的な喜怒哀楽は見せない語り口調。けれどもある時は優しさを、またある時は力強さを感じさせてくれる口調。
淡々としているようには聞こえない。
粛々ともちょっと違うと思う。
そこには確実に熱を感じる。けれども俳優「渡辺謙」としてではなく、「坂の上の雲の語り」として寄り添ってる感じがする。

理屈抜きでとても大好きな語り。




後はですね、こんなこというと変に捉われるかもしれませんが、このドラマを見てると胸が高まるんです。
戦争なんて愚かな行為だと思うし、人が戦ったりする描写なんて本当に嫌いです。
でもこの作品は見入ってしまう。

何でだろう?って思ったので昔、考えたんですが、ドラマとはいえ、この時代の人たちって本当に日本が好きなんだな、って分かるから。

今の日本人ってここまで自国を愛してる人はどれくらいいるんだろう。。

=戦争とかじゃなくて。
自分の国を憂うこととかは共通だとしても、ここまで愛せれてるかな?って思う。

愛国心ってこの言葉だけだったら何か疎ましい存在にもなるような時代。
けれど単に言葉だけ分解したら、自分の国を愛する心ってこと。
日本の文化、日本の誇り、そして日本人であるということ。

それをすごく感じるドラマ。
そして何だか羨ましくもなる感情がある。

勿論、日本は好きですし、この国で生まれて嬉しいです。でも愛があるか、と言われたらどうだろう。。。

明治という時代。長く続いた徳川幕府や鎖国から解放され、あらゆる白人文化が入ってきた時代だからこそ、芽生えた感情なのかも。
でも当時の人たちってただ前をのみ向いてた。

毎回、タイトルが出る前に語られる言葉。

「のぼってゆく坂の上の青い天に、もし一朶の白い雲が輝いているとすれば、それのみを見つめて坂をのぼってゆくであろう」

純粋かは分からない。
がむしゃらなんて簡単には言えない。
ただどんなことがあっても、進むのみ。

今の時代、色んな閉塞感が漂ってる。こんな時こそ、この作品や、この時代の人たちの考えが必要なのかもしれませんね。
戦争は全くを以て反対ですが。


あ~、長く書き過ぎたw



2:犬と川辺お散歩


今日は一日、雨だったので家でゆっくりしてました。同時に「坂の上の雲」みてたけど。

けれども昨日は絶好の晴れ模様。
昼過ぎに至っては黒い服着てたら暑くなるくらい。

なのでワンズの散歩が中々最高でした。





ちょっと足を延ばして川沿いの広場へ。

朝のうちなので、青空のコントラストが美しい。

さすがにまだ一つも咲いてませんが、ここは二週間もすれば綺麗な桜が咲き乱れる場所。
ある意味、今くらいが人も少なく純粋に春の気温を楽しめる時期なのかもしれません。







土曜午前という一週間の中で最高の朝日を浴びてるワンズ。
この後、私がしばらく日光浴してる時、彼らもウトウトしてました。最高だな、って分かってる。





夢々さん、何を感じるのか。


これは朝のうちだけでは勿体ないと思い、夕方の散歩でも行ってみました。






似たような色味だけど、確実に違う空間。
お日さんが若干赤く、一日の終わりを感じますね。






夢々「またここ?」

そう言わないでw
こっちは気に入ってるんだよ。。。






こういう時、玲は意外と良い顔するんだなぁ。
黄昏てるね。ま、多分何も考えとらんでしょう。

今週はお出かけ出来なかったけど、これからの季節は楽しみがいっぱいなので、犬共々春を満喫したいものです。




3:今週の本


ちまちま、と読むには遅すぎるペースでしたが、ようやく「キッチン」が読み終わりました。

説明不要の名作ですからね。
久しぶりに読んだけど、三部作とも面白かった。

表現方法がどれも素敵でした。
恋人を無くした女性が日々迎える川沿いの明け方のことを、
「きびしく透明なひどく淋しい光景の中でだけ、今の私は楽に呼吸ができた。」
なんて描くのですから。
何だか寒さまでしっかり感じられる空気が読み取れる。

読んだ時期がこの春ってのも季節的に相まって尚更良かった。

個人的にはどれも別れと旅立ちを描いた短編物だと思ってます。イメージ的には春に合う。
また夜明け付近に物語が動く場面もそれに近いかな。暗く何もかも凍らせた時間や季節から、やがて登る朝日によって少しずつ明るい方へ行く感覚。
季節的には冬から春に行くのと似てると思います。

春は人を動かす力がある季節。
けれどもそれはほんのささいな力でしかないのかもしれない。

日の出が早くなることで浴びれた朝日。
卒業などによる別れ。
今年も桜を見れた喜び。
文字にしてみれば何ともたわいない。それでもそっと温かく、切ない。

どの季節よりも一日とて同じ日はないと感じる。
それに急かされるのかな。人間は四季に弱いから。この感覚、胸にひめて今年も春を迎えよう。

改めてこの季節に読めて良かった作品でした。

さ~て、次はどれ読もうかな。


今日はこの辺で。
ではまた来週~

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