愛媛マラソン2024



昨日の日曜日、愛媛マラソンが開催されました。
夏に応募して秋に当選。そこからあっという間の時間が過ぎ、迎えた当日。


さきに結果を書いておきましょう。

中間地点過ぎで関門突破出来ず、
リタイア

これが私の初マラソンの結果です。
最初はただただ悔しいし、なんか情けなく感じてました。
自分でやりたくて応募したのに、完走出来ないなんて。。

でも一日経って気持ちが変わった部分もあるし、変わらなかった気持ちもある。
それを書くためと今後のために、まずは昨日の一連の流れを書いておきます。


AM4:30 起床

4時くらいにはもう目が覚めてました。前日は9時前には布団入ってぐっすり寝ることが出来ましたね。
そこから犬の散歩やら朝ごはんやらも食べてゆっくり過ごしました。

前日受付をしていたのであんまり早めに行くことはないかな、と思ったし。
ただ、若干の不安要素がありました。それは、、

う〇こが出ないこと。。。

イメージでは朝一、快便だったのなら「勝ちだな・・」って思える予感がしてた。
でも全然出ないの・・・w

走る上でですね、やっぱトイレ事情が一番の不安だったんです。
特に私はお腹が弱いので尚更。。。
まぁこの後、無事に出ました。

が!!

これが直接的なことじゃないですが、お腹関連は後に大きな事件に関係してきます。


AM8:00 会場入り


8時過ぎには会場に入りました。
既に人はかなり入っており、アナウンスもあったり、ウォーミングアップしてる人がいたりとお祭り状態でしたね。

会場で確認したのはまたもやトイレ。
事前にね、お店で言われてたんですよ。
「トイレに行きたくなくても8時には行っといたほうがいいです。その後は激混みでうんざりするんで・・」
と。
だから行ってみた。

でもガラガラでした。

だって仮設トイレだけで30基以上あったような。
私が全ての準備をした9時前まで混み合うってことはなかったですね。
これも体験したから分かったこと。

AM9:00 準備


9時になるとスタートゲートが開き、選手たちはドンドン入っていきます。
まぁこの時間に入るのはほとんどトップランナーだけなのかな?って思ってたけど、結構な人が続々と入ってました。

私も上着を脱いだり、ポケットにエネルギーゼリーを入れたりと準備をして、荷物を預けて20分くらいには入ったかな。
気温は低く1度って言ってましたけど、そこまで寒さは感じてませんでした。

最後まで迷ったものがある。
それは手袋。
走り出したら暑くなるし、邪魔なのかな~、、、て思いつつも手が冷えるのはなぁ、、と。

最終的に持っていきましたが、これは正解でしたね。
途中で手が寒くて付けてましたもん。

AM10:00 スタート


10時にスタートの号砲が鳴りましたが、私たち初心者はまだ動けない。
そりゃ、ね。1万人のランナーが一斉に走り出しますからね。時間もかかるでしょう。。

15分くらいかかるのかな?って思ったけど、意外と8分くらいで動き始めました。
とはいっても最初は歩くだけ。
結局走り出したのは15分くらい経った後かな。

最初の気持ちはこうですよ。
「落ち着け。。落ち着け。。」
絶対、周りのペースに合わせてしまうってよく聞くし、自分でもそう思ってたからです。

結果的にはね、
めっちゃペース上がってました。

そうしないよう、そうしないよう思ってたけど上がってました。

まぁしゃあないっす。
だってあれだけの人が一緒に走る、って経験ないですもん。
最初のコーナーを曲がったら少し登り気味だったので、先が見渡せたんです。

そしたら無数の頭が見えますもん。

思わず笑ってしまった。
なんてすごい光景なんだ、、と。
車道を通行止めにしてそこに多くのランナーが走ってる。
そこを走りつつも信号機は動いてるけど、赤になろうが止まらなくてもいい。
一瞬、脳がバグる。

まさに非日常的。

そら上がるっすよ。

これもいくら頭で分かってても、身をもって体験しないと理解出来ない現象でしたね。


5km付近


この辺までは全然余裕でした。
「あ~、行けるかな。これなら20kmまで休まず行っとこう」なんて思ってたくらいw

最初のトイレ地点でかなりの行列が出来ており、「なんで最初でそんなに並ぶね~んw」て心でツッコミが出来るくらい。

給水地点ではしっかり水分は摂ってました。

そして8kmくらいのとこだったかな。




来ました。
このコースの名物、ビッグ坂が。
これは車で走ってても「やるな・・」て思うくらいの坂。
そこを今から走るのか、と。

実際走ってみるとこれがまた、、ね。
ボディブローみたいなもんなのかもしれません。

しんどいけど最初は全然行けるし、イケてたんです。
「なるほどね、、」と思うくらい。
ただその距離が長いので、段々と足がきつくなる。結果的に歩かずにこの坂は越せましたけど、
代償は大きかったかもしれません。


10km付近


坂を超えてちょっとしたらトンネルが二つあります。ここも不思議な感覚ですね。
トンネルこそあんまり歩く場所じゃないでしょ。その道をゆっくりと視界が進んでいくんですから。いや、すごいね。

ただその気持ちとは裏腹に実はこの時、深刻な問題を抱えていました。

それはケツが痛い、ってこと。

そうです。
ここにきて痔核っぽい症状が出てきたんです。

恐らくですけどね、履いてたランニングタイツが下がり過ぎないようにグッと上げてたんです。
それがお尻に食い込んで、それが走る度にケツを刺激したんだと。。

皆さんもありません?
う〇ちする際、気張り過ぎてケツが痛くなる時。
アレが走ってる時にやってきてたんです。

あの手の痛みって時間が解決するしかない。
でもめっちゃトイレにも行きたくなる。

それを我慢しつつ、走ってました。。

15km付近


ここら辺が今思えば運命の分かれ道だったのかもしれません。
近付いてきたのは無料のテーピングゾーン。

実は足が結構しんどくなってきてはいたんです。
だからそこをお願いしようかな~と。

でもそれ以上にお尻が限界だったんです。

だからトイレを選びました。。

これも不思議な感覚でしたよ。。
だって本番中ですよ。
時間を意識しないといけない大事な時に、トイレに籠ってるんですから。
「あ~、やばいかな」なんてちょっと冷静に時計見つつ、ケツ開いてるんですからw

15分くらい入ってたと思います。

後で聞きましたが妻が大会公式のGPS機能付きのサイトで私を追っかけてたそうなんですが、全く動かなくなった私をずっと心配してたそうです。

ええええ、トイレに籠ってましたよw

何とか出てこれたものの、ここでのロスは大きかったですね。
そして自然回復を願って、テーピングの方に行っといたほうが良かったのかもしれません。

お尻に意識を持っていかれつつ、もう一つ分かったことがあります。

それは

車で走ってる時は分からなかったんですが、コースである北条付近って意外と坂が多い。
そしてそれはかなり足にくる。
ちょいとした坂でもダイレクトに足にくる。

この頃から段々歩くのが多くなってしまいましたし、両太ももがパンパンに張ってました。


20km付近


この頃になると足はやや限界に近付いてました。
だから敢えて先を見ないようにしてた。
足元だけを見て走るようにしてた。

これ、意外と効果ありますね。
まぁ本来はもっと先の方で使う手法なんでしょうが・・・

しかしそんなのは関係なく、時は迫る。
20km付近の関門は2分前とかに超えられたけど、その時点で結構心がしんどかったですね。
「まだ半分も行ってないの」と。

足は上がらなくなるし、ちょっと歩いてから走ろうとすると太ももはつりそうになるし。
心が折れる、ってこういうことなんだなぁ、と。

せめぎ合いでした。
頑張れ頑張れ、と無理だろ無理だろ、の。

何とか頑張れ、を取ってたと思います。

そして中間地点を超えた時、若干心が和んだというか緩んだと思った瞬間、目の前の関門で止められました。
二分ほど超えてました。


悔しい、というよりも何か申し訳ないという感情が大きかったです。
応援してくれた妻たちにも。

それと自分自身に対して「情けない」って思ってた。
この感情を持つ時点でマラソンを舐めてた証拠ですけどね。


その後、バスに乗ったものの、通行止めとかの関係上、2時間以上降りられませんでした。
これは確かにしんどい。
そして降りたら降りたで、会場ではみんなが笑顔で完走タオルを首にまいている。
これは、、、悔しい。

そして会場まで来てくれた妻とオカンに合流して、ごめん、、、と謝るも、二人は「お疲れ様」、「よう走ったよ」、「すごい」と言ってくれる。

色んな感情を味わいました。


でも確かなことが二つあります。
まずはまた出たい、と。
今回、何が悔しいって、完走出来ないこともそうですが、何一つ楽しめてなかったんです。

沿道の声援も緊張やら何やらであんまり届いてないし、笑顔なんて出来る余裕がなかった。

トイレを考えてたから、水分も摂ってたつもりだけど足りなかった。それが足がつることにも繋がってるだろうし。


そう、
余裕が全く無かったんです。
全国的にも人気のあるおもてなしマラソンなのに、ですよ。
それを体感することが出来なかった。その余裕が持てなかった。

これが一番、悔しかった。
一日経った今、そう思います。


そしてもう一つ。
出て良かったな、と。
リタイアしたけど、去年までTV前で見て感動してただけなのに、実際に走れて、終わった後も色んな思いを味わうことが出来ました。

マジで実体験しないと分からないことだらけでした。

それを選んだ自分、よくやった、と。
一日経ってようやく思えました。



で、だ。
また出たいと思いますが、出るなら今度はちゃんと楽しみたいし、完走もしたい。
ならどうするか。

練習ですよ。

今回の敗因は圧倒的に、

練習不足。

もっと言えば
筋力不足。

痔核とかもあるけど、結局はこれにつきます。
あの関門を突破してたとしても、足が持たなかったはずだから。

走る練習はしてたつもりですが、坂は想定してなかった。
筋力もついたつもりだったけど、きつさを感じる練習はしてなかった。

舐めてましたね。
完走が目標って言葉を。

どれだけ完走するのがすごいことか。

そうです。
これが一日経って変わった感情。

情けないんじゃない。
完走するってすごいんだ
、と。



何度も書きますが、本当に色んな感情を味わうことが出来た愛媛マラソン。
人生の大きな糧になると思います。
それを活かし、そして忘れずに明日からも過ごし、いつかは絶対完走したいと思ってます。

ではでは~

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