彼の方の流儀とは。。。


読書は人生を豊かにする。
ありきたりのワードですが、これは本当だと思います。

私の趣味の一つである読書。
まぁ小説を読む、ということですね。

趣味、、、といいますか、もっと言うなれば「文字が好き」ということ。

変だけど、、、分かる人には分かるであろう例えで言いますと、、、、

  • 文字を読んでいると落ち着く、、
  • どこか外でトイレに入ると文字を探して読んでしまう、、、(汚くてすみません、、、)
  • 出来れば映画でも何でも「字幕有」で見たい、、

この上記のどれかが「分かる!」って人は確実にいると思い、、、たいww

とはいいましても本は週に1冊、などのハイペースではなく、読むときは読む!みたいなペースです。
なので量は全然大したことないですし、作家さんも知らない人のほうが多いです。

ー ー ー

後は本屋に行くのがとっても好きです♪
別に目的が無くても何となく寄ることがある。

そして入店して小説の新刊コーナーとかに行くとね、、、、

もうワクワクしちゃうんです( ̄▽ ̄;)

お~、また池井戸潤先生が新刊を出したのか、、とかチェックしたり。
(「ハヤブサ消防団」は読んでみたいな)
ん?知らない人だけど、タイトルと見出しが面白そうだなあ、、、とか思ったり。

そこでペラペラ~っと数ページめくって読む瞬間が楽しいのなんの、、、
(立ち読み、、、、すみません。。。)

そうして時折、本を買っては「積みプラ」ならぬ、「積み本」が増えていくという、、、


そしてこの後、妻から

「また本買って、、、!!」

って言われる世の旦那様、、

大丈夫!!私も仲間ですから!!

ともあれ少々熱く話してしまいましたが、このブログでもたま~に私が読んだ本について感想等を書いてみたいと思います。
今までの本を紹介していくとキリがないので、これから読んだ本について書いていきます。


ー ー ー

さて今回、読んだ本はコチラ!!


「大人の流儀11 もう一度、歩きだすために」
著者:伊集院静  発行社:講談社

こちらはもう10年以上、続いているシリーズ物の第11弾。
私が初めて買ったのはそれこそ10年程前の第2弾からだったかな。。。

当時、まだブレブレの軸だった私にはもうタイトルだけで即買いでしたww
先生の名前は知ってはいましたが、本は読んだことなかったのでよい機会だな、、と。

以来、年1のペースで新刊が出てますが、全て読んでますね。



ー ー ー

そして全てのシリーズを読んだ身として、
「どんな本ですか?」と誰かに聞かれた場合、返しは決まってます。

基本、先生のボヤキ!!

大体はこれがメインだと思って読んでますww
それに付随して、結構毒を吐かれますww
例えば、若い男性が「暇なんで小説でも書いてみようかな。どうです先生?」なんて聞かれたときに一言。

’’ー私を見て話すな。バカが感染する。’’

大人の流儀11 より

なんて平気で言ったり・・w
またある時、飛行機に乗ったとき、周囲が全員騒がしい力士だった場合は、


’’ー馬鹿もここまでくると清々しかった’’

続 大人の流儀 より




などなど。
私からしたら、そう書きなぐる貴方の方が清々しいですよ。。。

ー ー ー

正直、これを買った時の予想と期待とは大きくかけ離れた感じでしたが、それでも新刊が出るたびには買ってます。
その理由はこちら。

1:単にこのボヤキが好きだから。


もうね、基本オブラートに包まないスタイルなんですよ。
もしかして先生的には包んでるつもりなのかもしれませんが、私にはそう感じませんw
だけどこういう時代だからかもしれませんが、正直発言=マイナスイメージ、みたいな風潮がありますよね。
それがどうした?と言わんばかりの発言が多いこと、、しかも活字になってますからねw
それを読むのが楽しいし、好きなんです。

ー ー ー

2:良し悪しがハッキリされてる。


これも特徴的。
とにかく本人の中での良し悪しがはっきりされてる印象があります。
好き嫌い、ではなく良し悪し。
もちろん、その先には好き嫌い、というのはありますけどね。

それは人であったり行為であったり様々。
有名なのは松井秀喜氏とはかなり懇意の間柄ですね。

かといって例えばその人が良くない方向に行ってると思われると、そこは贔屓せずにハッキリとダメだ!という。
情はない。あるのは愛情ですね。
そしてただ単にダメだ、と言うだけではなく言葉に内容と重みがちゃんと加わってると感じます。
重みがある理由は次ですね。

ー ー ー

3:様々な経験者がゆえ、
話に明確な芯があるから。



先生は若くして様々なことを経験されてきた方。

大切な人との出会い、そして別れも。。。
辛いこともイケナイコトも。。。。

苦労、、、といえば余りにも軽いだろうし、本人もそんな風に感じてないのかもしれません。
ともあれ人生経験を全て肥しにされてるな、と節々に出てくる昔話を見ていると感じます。

そしてそこで生まれる縁というか、想いを大事にされてるのがよくわかる。
故に多くの人が集まってくるのでしょう。

しかし先生は常々、こう言ってるように思えます。

「孤独を愛しなさい」


と。
変に群れる必要などない。一人で生きていく力こそ大事なのだと。
それでも縁と人を大事にしなさい、、と言われてるようにも感じます。

それと時折、サラッと書いてる一言がグッと心に刺さるんですよね~

たとえ人が、バカなことをと笑ってもかまうことではない。正しいことというのは半分以上が人の目に見えないことだ。

大人の流儀3 別れる力 より



ー ー ー


では最後に。
著書のタイトルでもある「大人の流儀」。
これはなんぞや?と問われても、私には分かりません。

しかし上記で書いてきた感想がそれにあたるのかな、、と思ってます。

時代にただ流されるだけではなく、様々な経験を経て、自らの意見と行動を起こせる芯を作り、それを糧に例え辛い日々にへこたれたとしても、また歩き出せ。何故なら幸せも不幸せも所詮、一時に過ぎないのだから。


こんなことどこにも書いてなかったと思います。
そう、ただ私が思っただけだから。

基本的にはコラムスタイルですので、感じ方は様々でしょう。
ただ私のように人の行動などに目が行き過ぎて、考え過ぎになりがちな人にとっては良き本だと思います。
決してそう導かれる本ではないので、何冊か読んでみる必要があるかもしれません。


ま、とは言ってもですよ。

読み手側の好き嫌いも結構別れると思います💦
因みに私の本好きの師匠でもある我が父は、この人が嫌いです( ̄▽ ̄;)

「あの人は自分のことづらづら~って書いとるだけや」


て言ってました、、、

うん、、、まぁ、、間違ってはないけどねww

私?
嫌いな人のシリーズ物を全巻読むほどお人よしではありません。
小説家、としてかは分かりませんが、人としてはとても尊敬しております。

とはいっても崇拝するようなレベルではないです。
時折、「それはどうだろう、、」て思うことも多々ありますからね。

そういうものでしょう。私は私。こういった考えを持つようになったのもこれを読んだからなのかな。

来年のシリーズ12も期待しています!


さて、次はその父が昨日、「是非、読んでみてくれ」と勧めてきた本を読んでみようと思います。

ー ー ー



余談ですがこの日記を書いてるとき、ずっと「正座」をしつつその上で玲が寝ている、という体勢で書いてたんですよ。
(1~2時間ほど)



ただ今、、、足が死亡しております(-_-;)

アレですよアレ、、、江戸時代の拷問で石を太ももに置かれるアレの気分、、



玲くん、おっきくなったね。。。前はそんなに感じなかったのにww

ここまでお読みいただき、ありがとうございました~
ではでは~

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