12の春



今朝の新聞で「12の春」という見出しを見る。
何のことだ?と思ったが、読んでるとすぐに分かりました。

中学受験のこと。
なるほど、12歳の春、ということね。

そうか、そんな季節だな。
高校受験や大学受験と違って、中学受験は非常に早いし、時期が集中している。大体1週間のうちに近隣の学校は終わってしまってような気がする。


以前にも書いたが20代の頃はずっと塾講師をしていたので、なんだがとても懐かしい。
あれから年を重ね、色んな経験や仕事もしてきたが未だに中学受験をする子供たちほどがむしゃらな人に出会ったことがない。

頑張る、とはちょっと違う。もっと頑張る人なら沢山いたような気がする。
ただ一直線に、邪な想いなどなく、ひたすらに勉強するのが中学受験をする子供たちだった。

純粋、という言葉がしっくりくるかな。

大人になるにつれて色んな情報や知恵などを装備してしまう。それがない彼らはとても輝いていた。
もちろん、全員が12の春を迎えられるわけではない。ただ確実に言えるのは、彼らが自ら作り、歩いてきた轍は決して無駄ではなく、生きる力になっている。
若くして掴んだ小さくとも強い切符。12にして流した大きくとも儚い涙。
どちらにせよ、きっとその先の人生で活きてくるだろう。


いいな。
ふと読み開いた新聞から、暖かく眩しいチカラを頂いた朝でした。


今日はこの辺で。
ではでは~

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